北大西洋に浮かぶ小さな島国、周りを海に囲まれた孤立した文化圏で、創造性と芸術性は欠かせません。

9世紀のアイスランド入植以来、音楽と本はこの国の生活に欠かせないものになっています。ビョークやシガー・ロスなどの国際的なポップスターの活躍や、ハルドル・ラクソネスやアーナルデュル・インドリダソンのような文芸作家の作品が広く読まれるなったことをきっかけに近年、アイスランドの音楽や小説が一つの個性を持って国際社会に受け入れられ、世界中に多くのファンを獲得しつつあります。

演劇やダンスなどのパフォーミングアートは、才能ある脚本家の活躍や、人気作品の演劇化などを通して、長らくアイスランド文化の中核を占めてきました。地元の人たちの関心や応援に支えられて、比較的新しいダンス・カンパニーが 今、国内外で急速に注目を集め始めています。

イノベーション(革新)とサステナビリティー(持続性)、そしてアイスランド特有の自然や素材への志向性を原動力とするアイスランドのデザイナーたちがグローバル市場で成功を続けることで、各分野でアイスランド人アーティストへ の関心が高まり、この国のクリエイティブ産業の国際的な評価を高めています。

特に最近の、アイスランドの映画製作者やテレビゲーム開発者の世界的な舞台への進出は、アイスランド社会の革新と創造性を世界に伝える起爆剤となっています。ア イスランドのカルチャーとクリエイティブ産業が労働人口の5%以上、つまり漁業と農業の合計よりも大きな割合の人材を雇用し、農業よりも大きなGDP割合を占めています。

おすすめアイスランド映画作品5作品

Jar City (日本未公開)
監督:バルタサール・コルマークル、製作:2006年作家アーナルデュル・インドリダソンのベストセラー、レイキャヴィク殺人ミステリーシリーズから警官エルレンドゥール・スヴェンソンに関する作品を原作にした、刺激的なアイスランド版ミステリー映画。

Heima (日本未公開)
監督:ディーン・デブロイス、製作:2007年 2006年夏、国中で無料の未発表ショーシリーズのために、シガー・ロスはアイスランドに舞い戻った。アイスラン ドの最高に美しい場所のいくつかを巡るツアーのドキュメンタリー作品。

春にして君を想う
監督:フリドリック・トール・フリドリクソン、製作:1991年年老いたカップルが、初めて愛を育んだ小さな村へ戻るために老人ホームから抜け出す。巨匠フリドリクソン監 督の代表作で、1992年アカデミー賞候補作。

Mr. Bjarnfredarson (日本未公開)
監督:ラグナル・ブラガソン、製作:2009年 後にレイキャヴィク市長になったコメディアンのヨン・ グナールが、社会で自分の居場所を見つけるのに苦労するゲオルグ・ビャルンフレイザルソンを演じる。

氷の国のノイ
監督:ダーグル・カウリ、製作:2003年 隔絶された小さな村に暮らす反抗的な若者ノイは、ガ ールフレンドとの逃避行を夢見る。